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専業主婦は「負け」だと思っていた私が正社員を辞めた理由と感想

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「結婚したら仕事を辞めて専業主婦になる」という風潮は薄れてきています。女性も社会進出する時代、なんとなく「働きながら家事も子育てもこなすことが正義。専業主婦は甘え。」みたいな雰囲気になりつつもあるように思います。

 

私自身、実は専業主婦になりたいとは1mmも思っていませんでした。結婚して子どもができたときのことを考え女性の多い職種を選び、その会社で定年まで働くつもりで勤めていました。

 

子育てをしながらバリバリ働いて誰にも依存せずに生きている女性に憧れていたのだと思います。しかし私には出来ない生き方でした。

 

 

 

 

仕事を辞めたきっかけ

 

 最低でも子供ができるまでは正社員フルタイムで働こうと思っていた私が挫折した理由をお話しします。

 

 

 

重労働な部署への移動

 

 結婚をする少し前に部署が変わり、私の会社では1番と言っても過言ではないくらい重労働な部署へ配属されてしまいました。

 

 これは別にいじめとか嫌がらせとかではなく、その部署の問題児と言われていたお局と私の仲が良好だったために上司が良かれと思って配属されたようです。

 

 しかし業務も勤務時間も今までの部署とは比べ物にならないほど大変なもので、それに加えてお局の顔色を気にしてご機嫌取りをしつつ仕事を覚えていかなければいけないという状況に苦しみました。

 

 

 

結婚を機に夫の実家へ

 

 「実家の敷地内で新築したい」という条件を飲み、一旦義実家に同居することになりました。義実家は会社から少し離れていて、今までの通勤時間より2倍以上もかかる距離です。

 

 ただでさえ部署が変わったばかりで仕事に慣れていないこともあり早めに出勤しなければならにのに、物理的な距離もできてしまい完全に寝不足が続きました。

 

 家では義母に気を遣いながら過ごし、会社ではお局のご機嫌取りをしながら新しい仕事を必死に覚え、残業も早出も休日出勤もこなしていました。

 

 

 

夫の勤務時間とのすれ違い

 

 仕事を辞める大きなきっかけになったのがこれです。

 

 私は朝6時50分に家を出て夜8時半くらいに帰宅していました。夫は朝9時に家を出て夜10時に帰宅します。夫が寝ている間に出勤するので寝ている間くらいしか一緒にいられる時間がありませんでした。しかも夫がいない間は義母とふたりきり。

 

 正直この状況はかなりきつかったです。

 

 熟年夫婦くらいになればむしろその方がいいのかもしれませんが、新婚ほやほやの私には大きな不安要素でした。

 

 

喧嘩や不満が増える毎日

 

 新しい仕事やお局との関係がうまくいかない日々や、義母との気の合わなさ、疲労やストレスが溜まり私は常に愚痴や文句を言うようになっていました。

 

 夫が朝一緒に起きようとしてくれないことや、夜早く寝たいのに家事を手伝ってくれないことに腹が立ちました。なぜ私だけがこんな苦労をしないといけないのかとお風呂で泣くこともありました。

 

 仕事の愚痴や相談をしたところで夫は「辞めちゃえ」しか言わなかったのでとても悲しかったのを覚えています。

 

 

家に帰りたくない

 

 そんな生活を3ヶ月ほど続けると、もう家は安らげる場所ではありませんでした。起きたときから仕事が始まり、会社から帰れば寝るまで気が休まりません。

 

 だんだんと家に帰ることが嫌になり、行く当てもなく車で近所を周りました。

 

 ただそれだとガソリン代もばかにならないので、残業を増やしてもらって帰宅時間を遅くしたり、早退してひとりの時間を確保したりとどうにかやっていく方法を模索していました。

 

 今思い出すだけでもその時の自分が可愛そうでなりません。家に帰る車内ではいつも死んでしまいたいとさえ考えていました。

 

 

限界

 

 このままではなにもかもダメになると思い私は仕事を辞めました。夫はいつも「仕事辞めて家にいればいい」と言っていたので、本気か冗談かは気にせずに自分を優先しました。

 

 上司には引き留められましたが「もう気力がなくなりました」といったらそれ以上は何も言われませんでした。

 

 

仕事を辞めなければ良かったと思ったこと

 

 未練はありつつ会社を辞め、しばらく休もうとパートもバイトもしなかった時期のお話。働くのとはまた違う意味のストレスと戦いました。

 

 

「今何の仕事してるの」が怖い

 

 平日しか休みがとれない友人と会ったりすると「今何の仕事しているの?平日が休みなの?」と必ずと言っていい程聞かれます。

 

 「子どももいないし、夫の収入を頼りにだらけているダメな人間だ」「専業主婦なんて名乗れるような生活していない」とかなりのマイナス思考な私はいつも「なんかちまちま内職してる」と言っていました。

 

 

 

 

自由に使えるお金がない

 

 美容室に行くにも服を買うにもお金が必要です。食事や日用品は夫から生活費を渡されますがどうしても「美容室行きたいからお金ちょうだい」と言えませんでした。

 

 最初は自分の独身時代の貯金を切り崩しながら美容や服に回していましたが、これでは苦しくなるばかりなのでクラウドワークスやアフィリエイトなどを始めました。

 

慕っていた上司との別れ

 

 1番悲しかったのは、とても良くしてくれていた上司との別れでした。仕事内容や一部の人間は最悪でしたが、気が合って何でも相談できる上司がいました。その人ともう一緒に仕事ができないんだと思うととてもやりきれない気持ちでした。

 

 

 

 

仕事を辞めて良かったと思ったこと

 

 仕事を辞めた後悔はありましたが、もちろん「辞めて良かった」と思うことも多くあります。

 

夫の愚痴を聞いてあげられるようになった

 

 今までは夫はほぼ聞き役で私がずっと愚痴や泣き言を言っていましたが、仕事を辞めてからは当然そういった愚痴はなくなったので逆に夫が仕事の話をしてくれるようになりました。

 

 夫が仕事に対する愚痴や弱音を言うのはあまりなかったことだったので、受け止めてあげる余裕ができたことと甘える隙を作れたことがとても嬉しかったです。

 

 

ひとりの時間が増えストレスが減った

 

 義母との折り合いの悪さや義姉妹との慣れないコミュニケーションに未だに疲れますが、日中ひとりでいられることでストレスを上手く解消することができています。

 

 正社員で朝から夜まで働いていたころには無いに等しかった「自分の時間」ができて心が豊かになったのを感じます。

 

 

 

穏やかな夫婦の時間が増えた

 

 お互いのストレスや不満が溜まって喧嘩ばかりでしたが、私の方に余裕ができたので喧嘩は圧倒的に減りました。

 

 くだらない冗談を言い合ったり、一緒にお風呂に入ったりゲームをしたりする時間ができたことで「幸せだなぁ」と感じられることが増えました。

 

 

 

掃除や料理に手間を掛けられるようになった

 

 夕飯のメニューをきちんと考えたり、品数を増やしてみたりと食に関しても気を遣えるようになりました。それから掃除も定期的にやるようになり、部屋が散らかっていることへのストレスはなくなりました。

 

 

 

 

女性の社会進出には憧れるけれど無理に目指さなくていい

 

 「女」という生き物は弱い生き物です。体力はないし筋力もないし付きにくい。しかも月に一度多量の出血を起こす。その前後は精神的にも不安定になりやすく、体調もすぐれない。

 

 もちろんそれでも働く女性はたくさんいます。とても素敵だなと思っています。しかし家庭を持ったなら最優先が家庭になることは仕方がないこと。家庭の雰囲気は女性次第でどちらにも転びます。

 

 女性の社会進出が増えてきて「専業主婦になりたい」なんてなかなか言い出せない時代ですが、自分の体力と家庭環境と仕事内容や勤務時間などを見つめ直して選択することも大切です。

 

 人間には「個人差」があります。子供も育てて、夫婦円満、義実家との関係も良好ということができる人もいれば、私のようにてんでだめな人もいます。「あの人は出来ているのに…」なんて気にしないでください。

 

 

 今はインターネットさえあれば自宅で仕事をすることもできてしまう時代です。正社員、辞めてもいいんです。短時間のパートになってもいいし、思い切って専業主婦になってもいい。在宅ワーカーだってフリーランスだっていい。共働きも社会進出も強制ではありません。

 

 

 自分の心や愛する人との生活が壊れるくらいなら仕事なんてしなくてもいいと思っています。

 

 どうか壊れてしまう前にちょっとした休憩だと思って逃げちゃってください。